自然光レンタルスタジオってどんなスタジオ?
自然光スタジオとは、窓から自然光がしっかり入り、
光源のメインが自然光で撮影が行えるスタジオのことを言います。
自然光スタジオでの撮影は、その美しい柔らかさと自然な質感で、特にポートレートや商品写真に適しています。自然光を活用する方法を効果的にマスターするには、以下のポイントに注意してください。
ハウススタジオと自然光スタジオって違うの?
自然光スタジオの多くは、ハウススタジオとも呼ばれます。
しかし、ハウススタジオの中にも、地下だったり窓がないスタジオもあります。
なので、自然光スタジオと言ったら、ハウススタジオの中で自然光がたくさん入るスタジオのことだと思ってもらうと良いです。
1. 自然光を理解する
![ベット,スタジオ](https://studiofield.net/wp-content/uploads/2021/10/bed3-1024x768.jpg)
- 光の方向: 光がどこから入ってくるのかを意識しましょう。窓やドアからの光の方向が、被写体にどのように影響するかを考えます。
- 時間帯: 光の質は一日の中で変わります。朝の柔らかい光、昼間の強い直射日光、夕方の暖かい光など、時間帯によって異なる効果が得られます。
自然光スタジオを最大限に活用するには、窓の位置の確認が大事
自然光スタジオと言っても、窓の位置がどの方角にあるかで、室内に入る光が変わってきます。
例えば、窓があっても北側窓ならば、1日中、日差しは入りません。
東向きに窓があれば、午前中、西に窓があれば午後から夕方にかけてがフォトジェニックな時間帯です。
壁の色など意匠に目がいきがちですが、プロのスチールカメラマンは、光の入る時間帯を一番重視しています。
2. スタジオをうまく使う
![ハウススタジオ,木床](https://studiofield.net/wp-content/uploads/2021/02/IMG_1153-1024x768.jpg)
- 窓の利用: 最大の自然光源である窓の位置を確認します。窓が南向きの場合は、一日中比較的均一な光が得られます。
- 反射板の使用: 光を柔らかくしたり、影を明るくしたりするために、白い反射板を使用します。反射板を被写体の反対側に配置して、光を反射させます。
- 遮光材の使用: 強すぎる光は遮光材(カーテンやディフューザー)で調整します。これにより、光を柔らかく拡散させ、シャドウを減少させます。
自然光スタジオは、カーテンを使って光をコントロールする。
自然光スタジオの多くは、光を和らげるカーテンが置いてあります。
女性ポートレイトなど肌を綺麗に見せたいときや、柔らかい表情を演出したいときに利用します。
3. 撮影テクニック
- 露出の調整: カメラの露出設定を調整して、自然光のもとでの最適な画像を得るようにします。ISO感度、シャッタースピード、絞りを適切に設定します。
- ホワイトバランス: 自然光は色温度が変化するため、ホワイトバランスの調整が重要です。カメラのホワイトバランスを「自然光」モードに設定するか、手動で調整します。
自然光スタジオは天候によって表情が変わる。
自然光スタジオのデメリットは、天候によって光の質が変わってしまうことです。
光の質が変われば、スタジオの表情も変わります。
撮影当日、天候が崩れる予報なら、補助光としてストロボやHMIなどを機材レンタルします。
機材レンタルは、スタジオで貸してくれるところもあります。
スタジオに用意がなければ、事前にレンタルショップで借りていきます。
4. 撮影時の配慮
- 被写体の位置: 被写体を窓から適切な距離に配置して、顔などに自然光が均等に当たるようにします。サイドライト、バックライト、フロントライトの効果を試してみましょう。
- 背景の選択: 背景も重要です。自然光が背景にどのように映り込むかを考慮し、望ましくない影やハイライトを避けます。
自然光スタジオは、窓外からライティング可能か事前確認する。
撮影当日の天候が悪くても、求める絵は晴れの日を演出しなければならないことはよくあります。
そう言った場合、窓の外からライティングをします。
窓の外からライティングできるスペースがあるかの確認もしておきます。
5. 臨機応変が大事
- 異なる天候での撮影: 晴れた日だけでなく、曇りや雨の日も異なる種類の光を提供します。これらの条件下で撮影することで、異なる感情や雰囲気を表現できます。
- 様々な素材との組み合わせ: ガラス、金属、布など、異なる素材を使って光の反射や吸収を実験します。これにより、撮影の幅が広がります。
自然光スタジオの常備機材、備品を確認する
![スタジオ機材](https://studiofield.net/wp-content/uploads/2019/06/73A9516-683x1024.jpg)
自然光で撮影する場合、基本、カメラと被写体だけで十分な場合も多いです。
そんな好条件でも、いろんなアングルから撮影するなら、脚立や箱馬がスタジオにあると撮影の幅が広がります。
自然光を使ったスタジオ撮影は、時間と天候に左右されるため、柔軟な対応が求められます。しかし、その一方で、計画性と創造性を駆使して、非常に魅力的な作品を生み出すことができます。